永久カレンダーにスプリット秒針クロノグラフを搭載する5204モデルは、パテック フィリップのグランド・コンプリケーションの中でも頂点のモデルの一つといっても過言ではないでしょう。最初にプラチナ製のシルバー・オパーリン文字盤が発表され、現在ではローズゴールドモデルが展開されていますが、今回はスレートグレー・ソレイユの新色が追加されました。
パテック フィリップは2000年頃からクロノグラフの完全マニュファクチュール化の計画を進め、2005年に突如世界で最も薄いコラムホイール式スプリット秒針クロノグラフ・ムーブメントを発表しました。その後、完全自社製クロノグラフ・キャリバーに年次カレンダーや永久カレンダーを組み込んだグランド・コンプケーションを発表していくことになります。
この5204モデルにもスプリット秒針クロノグラフに永久カレンダーを組み込んだ自社製のキャリバーCHR 29-535 PS Qが搭載されており、サファイヤクリスタル・バックからは手巻き、2つのコラムホイール、水平クラッチといった伝統的な様式に、7件もの特許を組み合わせた精緻なメカニズムを見ることができます。
特にクロノグラフの制御に用いるコラムホイールにはシャポーと呼ばれるカバーで覆われており、パテック フィリップのクロノグラフを象徴するスタイルとなっています。
永久カレンダー搭載スプリット秒針クロノグラフ
Ref.5204R
手巻（Cal.CHR 29‑535 PS Q）
ローズゴールド製
ケース径 40.5mm
中心から放射状に広がる新しいスレートグレーのソレイユ文字盤は、表示の読みやすさを際立たせ、ローズゴールドととても相性が良いデザインとなっています。
また、新たに採用された、アリゲーターのパターンをエンボス加工した、ブリリアント・スレートグレー・カーフレザーバンドも特徴の一つとなっています。