パテック フィリップはステンレススティール製のノーチラス 5711/1Aの生産を2021年限りで終了すると発表しました。ジェラルド・ジェンタがデザインしたノーチラスは丸みを帯びた8角形ベゼルに両サイドには「耳」を備えた独特なケースデザインで、パテック フィリップのカジュアル・エレガンスを体現するモデルです。そのラストを飾るのが、オリーブグリーン・ソレイユ文字盤の2モデルとなります。
ノーチラス
Ref.5711/1300A(左)、5711/1A(右)
自動巻(Cal.26-330 S C)
ステンレススティール製
ケース径 40mm
ソレイユとはダイヤルの中心から放射状に直線で広がる仕上げで、ノーチラスではそこに立体的な水平エンボス模様が施されています。これまで5740 /1にブルー・ソレイユ文字盤はありましたが、時代の雰囲気を機敏に察してグリーンカラーを採用しています。ソレイユ仕上げとエンボス模様の効果で複雑な表情を生み出し、光の当たり方でグリーンの色合いが変化する繊細なダイヤルとなっています。
サテン仕上げとポリッシュ仕上げの素材感が際立つベゼルの5711/1Aと共に、32個のピュア・トップウェッセルトン・バゲットカット・ダイヤモンド(約3.6カラット)を初めてステンレススティール製ケースにセットしたダイヤモンドベゼルの5711/1300Aは、多くの時計愛好家が愛してやまないステンレススティール製ノーチラス5711/1Aの最後を飾るに相応しいモデルと言えるでしょう。