永久カレンダー搭載クロノグラフは、複雑時計を得意とするパテック フィリップを象徴するモデルのひとつです。1941年に「1518」が登場し、現在ではその後継機にあたる「5270」がラインナップされています。搭載されるのは、クロノグラフに永久カレンダーモジュールを組み込んだ、この機構では初めての自社開発製造のキャリバー29-535 PS Qです。搭載される永久カレンダー機構は通常でいうと、4年に一度の閏年2月29日のカウントのために48カ月カムを備えますが、このパテック フィリップの永久カレンダー機構では12カ月カム+突起を備えることで閏年の調整に対応しております。
5270シリーズには幾つかのバリエーションがありますが、こちらは18Kローズゴールド製の同シリーズ初のケース&ブレスレットを採用したモデルとなり、18Kローズゴールドモデルはこのブレスレットタイプのみの展開です。ブレスレットは5連の“ドロップ・リンク”で、ブレスレットから長さを調整できるにしたパテック フィリップのエクスクルーシブ・デザインとなります。ダイヤルは従来のシルバー・オパーリンからエボニーブラック・ソレイユが採用され、引き締まった表情の1本となっています。
永久カレンダー搭載クロノグラフ
Ref.5270/1R
手巻き(Cal.CH 29-535PS Q)
18Kローズゴールド製ケース&ブレスレット
ケース径 41mm