パテック フィリップ 2017バーゼル新作 2017年のバーゼルワールドも終わり、各ブランド共に今年の新作が明らかとなりました。
多くの皆様の注目が集まるパテック フィリップにおいては、今年は同社が誇る超薄型自動巻きキャリバー「Cal.240」の誕生から40周年であると共に、「アクアノート」コレクション誕生20周年というアニバーサリー・イヤーでもあります。
アクアノート Ref.5168
5168G
ケース径42.2mmという、ひと回り大きなサイズで登場したRef.5168。18KWG製ケースに、ブラック・グラデーションのブルー文字盤とミッドナイトブルーの《トロピカル》ラバーストラップを合わせた、よりスタイリッシュでスポーティなモデルとなりました。
パテック フィリップ アドヴァンストリサーチ
アクアノート Ref.5650
パテック フィリップが15年以上も前からスタートさせた「パテック フィリップ アドヴァンストリサーチ・プロジェクト」。
今回、その第5弾目となるモデルが、アクアノート トラベルタイムの新しいモデルとして登場しました。毎回、新たな試みを投入し、限定モデルとして発表されるアドヴァンストリサーチ モデルですが、今回は2つの新技術を搭載し、世界限定500本での登場です。
新技術の一つ目は、アドヴァンストリサーチ第2弾で登場したSpiromax®ヒゲゼンマイをさらに進化させた、第2世代のSpiromax®を搭載した事です。今まではヒゲゼンマイの外端部のみに施されていた付加形状を、カーブの内端部にも施す事で、時計の姿勢差による等時性(時計の正確さ)の狂いを更に少なくする試みです。
二つ目の新技術は、トラベルタイム特有の機構である、第二時間を設定するために短針を操作するボタンの駆動機構部に用いられたスティール製のパーツです。
タイムゾーンの変更機構の中核をなす機構部分を一つのスティール製パーツで賄うことにより、従来37個ものパーツを使用していた機構が、わずか12個のパーツで構成可能となりました。機構の薄型化と共に、潤滑油の必要が無くなり、さらに1パーツのスティール素材の《フレキシブル機構》により摩擦・磨耗もほぼ無くなるという革新的な機構となっています。
ダイヤルの9時位置には、大きな開口部を設け、上記のフレキシブル機構の動きを存分に堪能することが出来ます。
178年の歴史を誇るパテック フィリップが、あくまで「精度」と「使いやすさ」を追求して創作した「パテック フィリップ アドヴァンストリサーチ アクアノートRef.5650」
世界限定500本のみという稀少モデルですが、現物を手に取って見るのが楽しみなモデルです。
※画像はPatek Philippe Official web siteより。