①5740/1G-001
ノーチラス永久カレンダー WGブレス
ついに、グランドコンプリケーションのノーチラスが誕生しました。
最大の特筆すべき点は、ケース厚です。
永久カレンダー搭載機で、なんと同コレクションの5712/1A(プチコンプリケーション)よりも薄いというのは、非常に驚きです。 文字盤は、昨年の40周年モデルの色に近い印象。
ブレスレットのバックルも新型に変更。 従来型に比べて、経年劣化を軽減する形状に進化し、カラトラバ十字を模したデザインを取り入れています。 この仕様は、今後ノーチラス、アクアノートの全機種に採用されて、徐々に切り替えていくとの事です。
(新型)
(旧型)
②5968A-001
アクアノート クロノグラフ ステンレススチール
昨年、発表された5168Gの流れを汲んだ42.2mmのケース径に自動巻きクロノグラフの積算計が新しくなりました。 従来は、30分計、12時間計が同軸上に配置されていたのが、60分積算計のみのシンプルな仕様に変更されました。
バックルは、上記のノーチラスと同様に新型に変更
付け替え用のオレンジラバーストラップが付属しており、今迄のパテックフィリップには無い配色で、新鮮に感じます。
③5205G-013
アニュアルカレンダー WG
従来の2トーンカラーの配色文字盤が生産終了になり、新たに青文字盤のモデルがリリースされました。
この文字盤は単純な青ではなく、全体を青色に塗装し、外縁部分に黒スプレーを吹き付けた後手作業で中心から外側に向かって黒く塗擦する事で、絶妙な濃淡を演出しています。
この手法は昨年の新作でリリースされた5170Pと同様、微妙な個体差が出て、全く同じ文字盤にならない点が特徴です。 また、専門の職人が2名のみで行なう為、生産個数が極めて少なくなり、稀有なモデルとなるでしょう。
④5524R-001&7234R-001
パイロットウォッチRG
人気の高いパイロットウォッチにRGモデルがリリースされました。
しかも純然たる男女ペアウォッチとして、最近では珍しいサイズ以外、全て同仕様のモデルです。 ケース径は、メンズモデルが42㎜、レディースモデルが38㎜です。
文字盤は上記の5205Gと同じ文字盤手法の濃淡の有るブラウン文字盤。
ただし、男女モデルで微妙にRGの濃淡を出していて、メンズモデルは濃い目の5N、レディースは薄目の4Nと若干変化を付けているところが、巧みで、上手いです。
⑤5531R-001
ワールドタイム ミニッツリピーターRG
昨年大きな話題となったNY限定が、レギュラー製品となりました。
ワールドタイム機能により、2時位置にあるプッシュボタンによって表示時刻の変更が可能ですが、その時刻をミニッツリピーターで刻時する事が出来る、というこれまでのリピーターにはない、初めての機能を有しています。
ケースサイドとリピーターの作動レバーに「クル・ド・パリ」の装飾、ラグにはオープンワークが施されるなど、ダイヤル上のクロワゾネ装飾だけでなく、随所に見事なまでの仕上げを施したタイムピースとなっています。
次の記事でも引き続きパテックフィリップをご紹介致します。