ユリス・ナルダンは1983年から1992年にかけて、ルートヴィヒ・エクスリン氏による「天文時計三部作」を発表しました。
その精緻なメカニズムは、クォーツショックで長らく落ち込んでいた機械式時計が見直されるきっかけとなった時計といわれています。
そうした天文時計のDNAを受け継ぐのが「ムーンストラック」です。
文字盤デザインは、地球を中心とした天体運行が表現され、月の自転(月齢)、太陽の可視軌道を再現しています。
さらに潮の干満表示やワールドタイム機構まで備えるコンプリケーションです。
天体の表示は中心から地球、月、太陽の示す3枚のディスクでそれぞれの位置関係を示します。月のディスクには丸い開口部が備わっており、その下にあるムーンディスクで満ち欠けを表現しているところも、手の込んだギミックです。
ムーブメントは自社製のCal.UN-106が搭載され、ユリス・ナルダンが得意とするシリコン素材を用いた脱進機やヒゲゼンマイが採用されています。
力強い「ブラスト」ブラックのセラミック&チタンのケースにローズゴールドのディテールがアクセントの外装に仕上げ、宇宙のダイナミックさを表現しています。
《社長の一言》
この「ブラスト ムーンストラック」は、ワールドタイマーと共に、太陽、地球、月の動きと位置関係を表し、その影響による潮汐をも表現する事が出来る、かのエクスリン氏による天文三部作を世に送り出したユリス・ナルダンによる、現代における天文時計の逸品です。
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ユリスナルダン
Ref.1063-400-2A/3B
自動巻き
チタン×セラミック(φ45mm )
3気圧防水
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