ユリス・ナルダン ミュージアム&工房のご紹介


現在、アワーグラス銀座店では9月15日まで《ユリス・ナルダン》フェア2023を開催しております。

2023年春、スイス北西部に位置する時計製造の聖地とも言えるル・ロックルにあるエナメル文字盤工房「ドンツェ・カドラン社」を訪問した際、同じくル・ロックルにあるユリス・ナルダンのミュージアムと工房も訪問しましたので、ご紹介させて頂きます。


元々はショールームだった場所を、近年ミュージアムとして整備し直し、現在は1846年の創業当初から現在に至るまでの数々のコレクションが展示されています。驚くべきなのは、全てのタイムピースが動く状態であるという事です。


1846年創業時の顧客台帳と共に、当時の懐中時計などが数多く展示されています。1800年代に製作された数々のミニッツリピーターやスプリットセコンドクロノグラフなどが、きちんと整備され、動く状態で展示してるのです。


19世紀に製作された懐中時計やマリンクロノメーターはもとより、天文3部作や2001年に登場した「フリーク」も初代から現在に至るまでのラインナップが一堂に会し、その変遷を見ることが出来ます。



また、時計業界では他に先駆けてシリコン系の素材である「シリシウム」をパーツに採用したユリス・ナルダンならではの、シリコン・ウエハーからの素材の切り出しがわかる様なサンプルなども見る事ができ、普段目にする事の無い、時計製造の一端を体感出来る空間となっていました。




その後訪問したハイ・コンプリケーション(オート・オルロジュリー)モデルの組み立てが行われている工房では、ユリス・ナルダンの「フリークS」の組み立てが実際に行われていました。


実際に、フリークSの心臓部となるWテンプ部分の組み立てや、ケースをパーツの状態で実際に見る事が出来ました。


ドンツェ・カドラン社では高品質なエナメル文字盤の製作風景を、ショールームではユリス・ナルダンの最初期から現代に至る歴代のコレクションを見る事が出来、さらに工房においては実際にその組み立て風景を目の当たりにする事で、非常に希少なユリス・ナルダンの作品の数々の素晴らしさを実感する事が出来ました。


現在、アワーグラス銀座店の店頭にて、9月15日(金)まで《ユリス・ナルダン》フェア2023を開催しております。是非、多くの皆様にユリス・ナルダンの素晴らしい時計の数々を体感して頂きたいと思っております。皆様のご来店お待ちしております。

《ユリス・ナルダン》フェア2023

日時:2023年9月2日(土)〜15日(金) 12:00〜19:00

場所:アワーグラス銀座店

お問い合わせ:03-5537-7888


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