アワーグラス銀座店は開業当時より、世界的にも極めて稀少なタイムピースの数々を日本の時計愛好家の方々へご紹介して参りました。
前回に引き続き、開業21周年を記念して、開業当時に取り扱いました傑作モデルの一部をアーカイブとしてご紹介致します。
既に生産を終了し、今では見る事も叶わないマスターピースの数々をお楽しみ下さい。
◇ジラール・ペルゴ
①オペラ1
ジラール・ペルゴが1990年代後半から2000年代前半にかけて製造した3部作の第1作。
4つのゴングとハンマーにより、4つの異なる音で時を知らせる貴重なミニッツ・リピーターとトゥールビヨンを同時搭載した珠玉の逸品です。
【社長のひと言】
当時からミニッツ・リピーターは存在しましたが、4つのハンマーでウェストミンスターチャイムを奏でるストライキングウォッチは本モデルとジェラルド・ジェンタの一部だけでした。
クリストフ・クラーレ協力のもと作られた4ハンマーのリピーターは極僅かだった為、大変珍しい存在でした。
手巻き(Cal.GP9899)21,600振動/時
パワーリザーブ 約75時間
18KWG(直径40mm)
②オペラ3
オペラ3部作の最終モデルは、ジラール・ペルゴの技術を結集させたオルゴールを搭載したミュージックウォッチです。
任意の時間または毎正時に、モーツァルトの”A Little Night Music” 又はチャイコフスキーの”No Great Love”を「ミニチュア・カリヨン」と名付けられた 20音のオルゴールで奏でます。
【社長のひと言】
クリストフ・クラーレとの協力作品としてあまりに有名な時計。
古典的なシリンダー式オルゴールを腕時計に組み込んだ事は驚異的な事でした。
手巻き(Cal.GP00950)28,800振動/時
パワーリザーブ 約50時間
PT(直径 43mm)
③ミニッツ・リピーター ゴールド ブリッジ トゥールビヨン
機構の全てをダイヤルサイドから垣間見ることが出来るミニッツ・リピーターとトゥールビヨンを同時搭載したモデルに、バゲットカット・ダイヤモンドをベゼルに配した世界で唯一のタイムピース。
アワーグラスジャパンの20周年を記念して製作された特別なモデルです。
【社長のひと言】
バーゼルワールド会場で「今年の最新グランドコンプリケーション」として紹介されたリピーター・トゥールビヨンを手に取り、オーナー社長のご子息に「バゲットダイヤは入らないよね?」と聞いたところ、二つ返事で製作してくれた、思い出深いユニークピースです。
手巻き(Cal.GP09500-0002)21,600振動/時
パワーリザーブ 約58時間
18KPG(直径41 mm)