A.ランゲ&ゾーネ 2017SIHH新作イベント

美しい桜が咲き始めた某日、A.ランゲ&ゾーネの今年の最新作を一同に会したイベントが開催されました。

今回の会場は、六本木 森タワーの52Fにある「The Sun & The Moon」。

毎回趣向を凝らした演出のイベントを開催するランゲらしく、今回も素敵なロケーションでの開催となりました。

会場は「The Sun & The Moon」というその名の示す通り、日中は陽の光が降り注ぎ、陽が落ちると月明かりを堪能できる素晴らしいレストランです。

森タワーの52階に位置し、東京タワーからスカイツリーも含め、東京を一望出来る最高のロケーション。



今回はそのレストランの眺望の良い半分のスペースを商談スペースに、残りのスペースに「MECHANICAL MASTERS」と題して、ランゲのコレクションを一堂に取り揃えました。



コレクションをディスプレイしたショーケースの奥には、本年の目玉モデルである「トゥールボグラフ・パーペチュアル“プール・ル・メリット”」の全パーツのイラストを並べた壁面が造作されていました。 総パーツ数1,319個のパーツを僅か32mmというサイズのムーブメントに収めたという驚愕のモデルです。






このケースに1,319個ものパーツが組み込まれているのです。


本年の新作モデルでも注目を集める3モデルをセンターのメインの什器に納め、その両サイドにも並ぶ新作の数々。



また、会場の一角には、時計師の作業テーブルが設置され、“プール・ル・メリット”の

所以となる「チェーンフュージー機構」に用いられる実際のチェーンを間近で見ることも

出来ました。





目玉モデル以外でも今年の新作で注目なのは、共にムーンフェイズを搭載した

「ランゲ1 ムーンフェイズ」と「リトル ランゲ1 ムーンフェイズ」です。



「ランゲ1 ムーンフェイズ」

ランゲ1は、誕生20周年を機に、ムーブメントが新設計となりましたが、その新設計ムーブメントに新たに搭載されたムーンフェイズ機構。

かつての「ランゲ1 ムーンフェイズ」と一見変わらないように見えるかと思いきや、実はムーンフェイズ機構にデイ&ナイト機構をも盛り込んだ、新たな機構となっています。

ムーンの下に見える空が、日中は明るい空色を、そして夜になると美しい星空が出現するという、なんともロマティックなムーンフェイズ機構となっています。

ランゲ1 のデザインを変えることなく、しかし明らかに新しい機構を盛り込んでくるのは、何ともランゲらしいうまい試みだと思います。


リトル ランゲ1 ムーンフェイズ


新たに生まれ変わったもう一つのムーンフェイズモデル。ケース径36.2mmの18KPG製ケースに極めて美しいギョーシェ装飾を施したダイヤルを収め、PGとホワイトカラーのコントラストが美しいモデルです。


本当の星空を堪能できる最高のロケーションで、「あなたの腕元に本当の星空を再現します」と言わんばかりのコレクションを揃えたA.ランゲ&ゾーネ。



同社にとって、現代の礎を築いたウォルター・ランゲ氏がこの世を去ったという衝撃のニュースで幕を開けた2017SIHHでしたが、きっとウォルター氏が遠い星空からいつまでも見守ってくれている事でしょう。


会場の一角には故ウォルター・ランゲ氏の思い出の写真や書籍のコーナーも。

当日はあいにくの曇り空。残念ながら本当の月明かりを拝む事は出来ませんでしたが、A.ランゲ&ゾーネの数々のタイムピースに搭載された、夜空に輝くムーンフェイズを堪能する事ができた1日でした。 


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