時計業界に於いて、長らく続いた「BaselWorld(バーゼルワールド)」と「SIHH(ジュネーブサロン)」という2大イベントが、コロナ禍を経て「Watches and Wonders(ウォッチーズ アンド ワンダーズ)」という一つのイベントに形を変えて行われるようになり、実に2019年以来4年振りに、世界中の時計業界関係者がスイス・ジュネーブに一堂に会する一大イベントとして3/27(月)〜4/2(日)に開催されました。
実際には昨年にも開催はされていましたが、まだコロナの影響もあって不参加も多かった2022年とは違い、今年は世界中から多くの関係者が集まり、かつての賑わいを取り戻した「コロナ明け」のイベントになったのではないでしょうか。今回のジュネーブでの振返りをご案内させて頂きます。
まずは4年振りにスイスへ向かう飛行機での出来事。
3/25出発日、成田空港はあいにくのお天気。
現在の世界情勢だと多くの航空機がロシア上空の航路を避けて飛行している事もあり、我々の乗る飛行機も大きく北に進路を取り、北極海上空を経由してチューリッヒへと向かいました。
昼と夜の境目を飛行していく途中、北極海上空では、ラッキーなことに壮大なオーロラのカーテンを抜けてスイスへと向かうことが出来、幸先の良い旅の始まりとなりました。
約14時間の飛行の末に到着したチューリッヒでの乗り継ぎを経て、ジュネーブへ到着したのは真夜中。
いよいよ翌日からジュネーブでの一週間が始まります。