ユリス・ナルダン「クラシック ソナタ」

アワーグラス太田です。
先日2017年新製品の入荷がございましたのでご紹介させて頂きます。

当店取扱いのスイス老舗ブランド ユリス・ナルダン社「ソナタ」です。

「ソナタ」はイタリア語で「演奏されるもの」の意味。
とにかく、美しい音色にこだわりを持ち、 従来のアラーム機能搭載腕時計の概念を覆す革新的な音色で、心地良い音を奏でる時計です。 

この革新的なモデルが最初に発表されたのは、14年前の2003年に遡ります。


ここで14年前の旧型と今年の新型と画像で比較してみましょう。
14年前の2003年発表モデル旧型がこちらです。

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2017年発表モデル新型がこちらです。

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14年間の歳月を経て、全くの別物になった印象ですね。

2003年モデルは見た目が、スポーティで重厚なモデルでしたが、作風が一新されまして、非常にシンプルなクラシック仕様に大幅変更されました。

ケース形状、文字盤、針、インデックスは全てデザインが変わり、 新旧モデルの共通点としては、アラームセッティングダイアル、デュアルタイムダイアル、 ビッグデイト表示の配置ぐらいで、アラームカウントダウン表示に関しては、 かなり簡略化されました。


呼称も「ソナタ」から「クラシックソナタ」となりました 。

変更点の多い新旧ソナタですが、新型クラシックソナタは、 非常に操作性と視認性の高い良品に進化していると思います。

ケース径は旧型42㎜から、新型44mmと実寸では大きくなっていますが、 無駄を削ぎ落としている分、全体のフォルムはスマートです。

価格や素材も変更が有り、旧型がK18ホワイトゴールド製で当時の価格が税込¥6,720,000-と高額でしたが、新型はSSモデルで価格は税込¥3,099,600-と旧型の半額以下と低価格化されています。



新型の別アングルです。

針とインデックスは全て青焼きに統一されております。 ここは、同社が得意とする“焼き”の意匠を全面に押し出しています。



サイドアングルです。

9時位置にアラームON/OFF切り替えボタン、 8時位置にデュアルタイムの調整用ボタンで、 前に進ませる目印で分かりやすく+の刻印入り



竜頭側のサイドアングルです。

4時位置にデュアルタイムの調整用ボタンで、後ろに後退させる目印で分かりやすく-の刻印入り 



バックケースアングルです。

旧型は裏蓋が有り、ムーヴメントが鑑賞出来ない寂しい仕様でしたが、 新型となり自社ムーヴメントをしっかり、鑑賞できます。

ローターには、“Sonata Cathedral”とあります。

メイン機能のアラームはカセドラルゴングです。 このカセドラルゴングが、ストライキング時計の象徴的なソナタの真骨頂なのですが、 クラシックゴングと異なり、音色の特徴は力強く、音量も大きく、 寺院の鐘の様な長い残響を持っています。 その製造手法の超絶技術を必要して、極めて困難です。

ゴングの長さはクラシックゴングよりも長く、ムーヴメントをほぼ2周する長さが有り、 美しい音色を奏でる為には十分なスペースが必要となります。
その様な構造の時計は、他ブランドのミニッツリピーター機構搭載機だと、安くても3,000万円程の価格帯に相当します。

是非、この革新的な機構を搭載した新型「クラシックソナタ」の美しい音色を視聴にご来店下さい。


ユリス・ナルダン
クラシック ソナタ 
Ref.673-05/90
自動巻き(Cal.UN-67)
ケース径:44mm(SS製)
30m防水
税込定価¥3,099,600

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